愛情は隠し味
~食べるヨガ~
「人間は生きるエネルギーを、食物、飲み物、空気、太陽や月の光から摂取して生命を維持しているので、つねに新鮮な材料で料理された、できたてのものを食し、心の込められた食事を、愛と感謝に満ちた雰囲気の中で静かに瞑想的に食べることが重要になってきます。」著者:村田由恵
これが「食べるヨガ」です。
材料や作り方は同じなのに、お母さんが作った味噌汁はおいしいくて、自分が作る味噌汁は、何か足りない。そんな経験はありませんか?そこには、
作り手の『愛情』
が入っているからだと思います。私がインドを旅しているとき、これまでに食べたことがないほどの最高においしい料理を食べました。それは三ツ星の高級レストランでもなく、ただの小さな寺院で食べた料理です。
インドにはたくさんのヒンズー教の寺院があり、ドネーションで食事を提供してくださる場所が多々あります。
寺院での料理がどうしてこんなにおいしいかと尋ねたところ、「神へお供えするからです。」と教えてくださいました。そこには、
神への『愛情』
が入っているからです。先日、1歳の誕生日を迎えられたママさんが来院されたときに、子供さんは離乳食は食べていますか?と尋ねたところ、「たくさん食べてくれます!自分でいうのも恥ずかしいんですけど、結構頑張って作っているんです。」と笑顔で答えられました。なんだか とっても幸せな気分になりました。
その離乳食には
ママの『愛情』
がたっぷり入っているんだろうなと感じました。食べるヨガ
人間が生きていくうえで、食べることは欠かせない行為です。からだも心も、食べたもので作られます。新鮮な食材で、愛情たっぷりに作られたものを食べている人は、その影響を受けて健康で豊かな、からだと心が作られるのではないでしょうか。そして、食べる側は、自然の恵みと、作ってくれた人に感謝をしていただきます。それが食べるヨガです。皆さまが、大好きな人としあわせな食卓を囲まれることを心より願っております。
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