乳腺炎について
乳腺炎はおっぱいの一部が熱をもって、赤くなってズキズキした痛みを伴うトラブルです。
体温が急に38~40℃ほどの高熱となり、初めての場合はおっぱいの症状に気づかずに、風邪をひいたのかなと思う方もいらっしゃいます。
乳腺炎の原因
①風邪などの体調不良
②上の子の行事が多く疲労大
③夜間授乳が多いことによる睡眠不足
④急に授乳間隔が長くなった
⑤水疱や乳口炎などの乳頭トラブルによって炎症が波及した または細菌感染
このように、おっぱいがたまりこんだところに、疲れや冷えで抵抗力が低下し炎症が起こります。
よく言われる食事との関係ですが、もちろん偏った食生活は母乳に影響しますが、無理な食事制限を行うとかえって栄養バランスを崩しかねません。
旬のものをよくかんで、自分の体調に見合った食べ方をすることが大切です。
そこで乳腺炎の予防法ですが、
①疲労や睡眠不足、冷えに気を付ける
②吸われる痛みがある場合は、無理に吸わせずに搾乳をして乳首を休ませる
③時間が空いてすっきりしない時、片方しか飲まない時は適度に搾乳をする
④無理な食事制限はしない
⑤早めに専門の方にみてもらう
乳腺炎はその対処法を間違うと、膿がたまり切開しないといけないこともあります。また乳腺炎のあとには、子供の飲みが悪くなったり、分泌が落ちたりすることもあります。
早期の改善には、適切な安静・患部を水タオルで冷やす・排乳が大切です。
産婦人科を受診し、内服の処方を受けて、痛みや赤みがとれた場合でも、しこりのようなものが残った場合は、専門の方のマッサージを受けることが大切です。
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