乳がんのセルフチェックをしてみよう!

乳がんは、自分で見つけることができる可能性が高いがん。早期発見のためにぜひ行っていただきたいのが、セルフチェック(自己検診)です。
セルフチェックは毎月、生理が終わって一週間前後に行うといいでしょう。生理前だと乳房に痛みや張りがあり、正確な判断がしづらいためです。閉経後の人は月に1度、日にちを決めて行うのがベター。定期的にチェックすることで、ふだんの乳房の状態がわかり、変化に気づきやすくなります。
ただし、しこりが見つかっても落ち込んでしまうのは早計です。しこりの原因は人によってさまざま。乳がん以外の原因も多く考えられます。少しでも異常を見つけたら、ためらわずに専門医の診察を受けましょう。

入浴時に

指をそろえて、指の腹で静かに軽く押さえながら渦巻き状にていねいに何回も乳房にしこりがないか調べます。
入浴時は石けんをつけるとすべりがよくなり、調べやすくなります。

鏡に向かって

1.鏡の前に自然な状態で立ち、両方の乳房に違和感がないかよく観察します。
2.両手を上下し、正面・側面・斜めなどから乳房をよく観察します。
・形、大きさ、乳房の高さにちがいがあるか
・乳房の皮膚の一部や乳頭にへこみ、ひきつれはないか
・乳頭にかさぶたやただれがないか
・乳頭に異常な分泌液がでていないか

仰向けに寝て

乳房の内側
腕をあげ、指の腹でまんべんなく調べます。
乳房の外側半分
腕を自然な位置に下げ、指の腹でまんべんなく調べます。
わきの下
わきの下にはリンパ節腫脹ができる可能性があります。しこりがないか左右のわきの下を調べます。
乳頭
乳頭を軽くつまみ、血のような分泌液がでないか調べます。
肩の下に薄い枕や座布団を敷くと調べやすくなります。

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