よく寝る子に育てるために
母子保健の情報誌に「子どもの眠り」について書かれていました。産後1か月の母親に行ったアンケート調査の結果で、赤ちゃんの眠りには一人ひとり違いがあることがわかります。
母親が困ることのトップは「夜なかなか寝付かない」という寝つきの問題、次に「昼夜逆転」、「夜目覚めるとなかなか寝つかない」という夜間覚醒でした。
これらの予防のポイントは生まれた直後から
「昼と夜のメリハリをつける」
「規則的な生活リズム」
「眠る前のリラックス」
の3点です。
私が関わるママたちに眠りについての聞き取りをしばしば行うことがあります。
よい睡眠がとれている方の共通点は、
①朝寝、昼寝、(夕寝)が適当にとれている(長すぎず、短すぎず)
②寝る時間が決まっている(夜7時から8時)
③眠る前にリラックスできるような環境づくり
(照明を落とし、子守唄やマッサージ、隣でママが静かにお話しするなど)
赤ちゃんの睡眠の特徴は、浅い眠りが半分以上を占めています。顔をしかめたり、声を出したりしていても、うつらうつらと眠っているのです。動睡眠は、わずかな刺激で目覚めてしまう浅い眠りなので、起きてしまったと思わずに、静かに眠らせておいてください。
夜の睡眠中に、お母さん方に避けていただきたいことは、
・夜泣きに対して、すぐに授乳したりおむつを替えること
・夜泣きしたら、すぐに抱いてあやすこと
夜泣きは動睡眠中かもしれないので、すぐに反応せずに少し様子を見ていただく方がよいでしょう。
夜起きるのは仕方ないとあきらめずに、上記のことをお試しください。
子どもさんの睡眠がよくなると、子どもさんの発達によいばかりでなく、子育てが楽になる可能性が高いと思います。どうぞ、よい睡眠がとれますように。
コメント
コメントを投稿