どのような方法で断乳するのでしょう?

方法としては、

①断乳を決めた日の朝は、しっかり吸ってもらい、後は張ってつらくなったときに手で搾ります。
その後は、濡れタオルで必ず冷やします。(皮膚の表面が冷たくなったらタオルを外します)

②それを繰り返します。そうすることによって、機能を落としていきます。
 ※まったく搾らないでいると乳腺炎を引き起こすこともあるので、少し楽になる程度に搾って、
  その後は冷やすことが大切です。

③張りのピークは断乳してから2日目くらいです。3日目を過ぎたころから、張りはあってもだんだんと痛みが少なくなり楽になってきます。

④断乳してから1週間から10日後、1か月後と断乳処理を行います。
  ※分泌が多い場合は2週間間隔で来院する場合もあります。

⑤しこりを残さず、乳腺が委縮していきます。
  ※委縮の状態を確認して乳がん検診を受けるようにしましょう。

 

断乳処理をきちんとしないとどうなるのですか?


①乳腺の中に乳汁がたくさん残った状態にしておくと、吸収しきれなかった分がおっぱい内で固まってしこりとなり、乳腺自体も硬いまま萎縮するために痛みや違和感をともないます。

②搾ってみると母乳がまだ出てくるということもあります。

③断乳処理を怠ると、次の出産の時、乳腺が硬くなりつまりやすい、母乳の出が悪くなる、ということが起こる場合があります。

 ※断乳後、しばらくしてからしこりに気づき、搾りだそうとしても乳口が閉じてしまっていて乳汁が     出せないこともあります。

適切な時期にしっかりと処理をされることをおすすめします。



 
 

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