当院のおっぱいのケア(乳首にできた水疱)
~水疱を針で刺すことはいたしません~r
乳頭の先に一般によく言われる「白斑」(私は水疱と呼びます)と呼ばれるものができるとその場所からおっぱいが出ずにしこりになることがあります。
その手当のため白斑を針で刺す方法が行われている施設もあります。
当院へもそのような手当てを受け、泣きながら受診される方がいらっしゃいます。
針で乳頭にキズを付けるとその部位は正常な乳腺も傷つけてしまうことがあり、一時的にしこりはとれたようになりますが、それは回復するどころかトラブルを繰り返すことにつながり余計に治らない状況になることもあるようです。
正しい水疱の直し方は、授乳の痛みがズキズキするようであれば、授乳を休めて搾乳にするということです。3日も搾乳を行っていれば、水疱の穴は開口して授乳の痛みも改善されます。
それから痛みの様子をみながら、徐々に授乳回数を増やしていきます。
しかし、まずは水疱ができた原因を探るのが最優先ですね。
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