できることと、できないことをはっきりわかった助産師さん

「ここでできることはもうないので」
そういって、病院勤務の助産師さんが母乳外来専門の助産院を紹介してくださったようです。

その対応は、誠意ある行動だと思います。
私も病院に勤務していた時、難しい症例の方がいると母乳外来専門の助産師さんをご紹介していました。

そこには、私はここまでしかできないけれど、どうにかよい状態になってほしいという強い願いが込められていました。

当院を初めて受診される方のおっぱいの状態を診させていただくとき、
もう少し早く来てくださっていたら・・・と思うことはしばしばあります。

・おっぱいの炎症が進んで切開が必要になった状態で来院された方
・直接授乳ができないまま分泌はおち、子どもさんは哺乳瓶の吸い方に慣れてしまった方
・亀裂を我慢して吸わせられて、授乳がつらいので断乳したいと来院された方

どうやったら、もう少し早く受診してくださるのだろう?
どうやったら、もう少し早く(病院スタッフの方が)紹介してくださるのだろう?
悩まずにはいられないことも多々あります。

その答えは、いつも

自分の技術を磨くこと、

一人一人の患者さんたちを大事にし、

研鑚し続けること

当院に足を運んでくださった、皆さまとのご縁に感謝いたします。
病院勤務の助産師の皆さま、苛酷な勤務お疲れさまです。
当院をご紹介していただき、誠にありがとうございました!








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