「体重は十分増えています。泣くのはお腹がすいてるだけではないのでミルクの量は減らしても大丈夫です」

減らして寝るようになるの?!

1か月検診やその他の検診でこのような指導を病院から受けた方も多いのではないでしょうか。
子どもさんの体重増加は生後1か月ほどは、1日25~30gが平均であるためそれ以上増えている方は、ミルクの量を減らしてよいと指導されることがあります。

先日来られたママは、産院からいつもミルクを減らしてよいと言われていたけれど、減らしても子どさんは泣いて仕方ないのでやっぱりミルクを与えていたと話されていました。
詳しくその子どもさんの生活リズムを聞いていると、眠くてぐずぐずするとき(さっき飲ませたおっぱいが足りていなかったのかな?と不安になり、)頻回におっぱいを与えているということでした。

乳房状態を確認すると、おっぱいの分泌はよいため、明らかに足りていないことは考えにくいことでした。なので、昼間の寝かせ方とおっぱいの与える間隔についてお話しました。

母乳は目に見えないので、ママたちは子どもがどれくらい飲んでいるのかわからないため足りているのかと、しばしば心配になります。

泣く=おっぱい

ママやその周りにいる方も、そのように考えがちです。おっぱいやミルクはだらだら飲ませるよりも、少しまとまった時間をあけて与える方が、子どもさんの消化にも負担が少なく頻回に飲ませていた時より落ち着いてくる場合もあります。

体重の増えがよいだけで、ミルクの量を急に減らしてくださいという指導は当院ではあまりしていません。それよりも、お子さんの生活パターン、ママの疲れ具合、生活の様子などをしっかり確認し、どうしたらよいのかママと一緒によい方法を考えます。




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