マッサージで劇的に変わった?!子どもの授乳回数と睡眠状況


はじめに説明しておきますが、マッサージによって劇的に変わった生活の変化は、全ての方が同じように変化するものではありません。個人差はありますので、ご理解ください。

当院を受診された1か月すぎのママは、1日20回以上おっぱいを吸わせられていました。
ミルクも足されていましたが、おっぱいを1時間吸わせて抱っこで寝かせ、置くと20~30分くらいですぐに泣き、またおっぱいを吸わせられるという生活を退院されてからずっと送られていました。食事もお風呂も十分な時間はとれず、夜も1~2時間おきの授乳で睡眠もしっかりとれていませんでした。

20分しか寝ないわが子を心配に思い、小児科の先生に相談すると、正常だから問題はないとのことでした。産院でもおっぱいは張っていて体重も増えているから大丈夫とのことだったようです。

当院に受診されて、おっぱいを診せていただくと、おっぱいは張ってはいましたが、浅飲みになるような乳房状態で、1回の授乳にたくさん飲みとれるようなおっぱいではありません。

「子どもが浅飲みだから深く吸わせるようにしてね。」とこれまでよく指導されていたようですが、

吸わせ方に問題があるわけではなく、深く吸えるような状態におっぱいが整っていない。

状況だと判断しました。

マッサージを行うと、おっぱいは柔らかくなり、子どもさんに吸ってもらうと、
「しっかり吸ってくれてるのがわかります!ごくごく言ってます!」

自宅に戻られてからは、授乳前に自分で行うマッサージを実施してもらい、1回の授乳量がこれまで以上に飲みとってくれるようになります。

子どもさんが少しでも長く寝てくれるように、抱かれているようなおひな包みを説明し、クッションの使い方、げっぷの方法、寝かせ方、子どもさんの生活リズムなどを説明しました。

1週間後来院された時には、

授乳回数は10回になり、昼間は2時間くらい授乳間隔が空き、夜は4時間も寝てくれるようになったようです。子どもが寝てくれるようになったので、食事もしっかり摂れ、お風呂もしっかりつかれるようになり足のむくみもとれ、なによりママの表情が明るくなりました。
「うちの子は寝てくれないのだと思ってたんですが、寝てくれることを知り、安心しました」

産婦人科や小児科で相談され、子どもさんに特に問題がない場合などでも、他の専門家に相談されると、また異なった視点でのアドバイスがもらえる場合もあります。

一人で悩まれずに、早目にお近くの専門家に相談されることをお勧めします。







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