痛みのない母乳育児

~3人目にしてはじめて痛みゼロの授乳~


「おっぱいを吸わせるのは痛いものだと思っていました。」
それは3人目にしてはじめて助産院を受診されたママの言葉です。

第1子のときは乳頭が短くて、陥没気味だったので保護器を付けながらミルクよりの混合。
第2子のときは、保護器を付けて子供が頑張て吸ってくれたので、1歳まで完全母乳。しかし、保護器を付けて痛みに耐えて、血は交じり傷ができては治りを繰り返す授乳。
第3子のときは、入院中から保護器を付けて授乳を行っていました。吸っても授乳の量が伸び悩み、子供の体重が増えないので産院からの指示で、ほぼ完全ミルク。そんな中、当院を受診されました。

はじめのうちは、分泌を上げるため、時間おきの搾乳を頑張ってもらいました。
手搾りによる搾乳は大変ですが、乳輪部のマッサージ効果もあります。
分泌が上がってきてから、直接授乳もできるようになり、

「痛みがない授乳があるんですね?!」

直接授乳もなんなくクリア。2回目の受診のあとからは完全母乳になりました。
搾乳と授乳とを組み合わせた完全母乳です。マッサージの効果もあり、搾乳は片方5分くらいで100ccは搾れるようになりました。定期的に通ってもらうことで、哺乳量の確認と子どもさんの体重をはかりながら、搾乳の回数と授乳の回数の相談を行います。
上のお子さんもいるので、ママの休息も最優先します。


なにより、このママの素晴らしいことは、

「母乳育児をあきらめなかった」ことです。

それから、ラッキーなことに早めに当院を受診してくださったこと!

(産後1か月前)

当院を、受診される方の多くは、1か月から2か月くらい、お子さんとの生活がやっと落ち着いてから受診されます。しかしその時には、一番分泌を上げるための時期は過ぎていることが多いのです。

母乳を上げたい方は産後14日目前の受診がベストです。


痛みなく吸わせたい!!母乳育児を頑張りたい!!
そう思われている方は是非1日でも早いうちに母乳外来専門の助産院にご相談ください。




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