日本人女性が生涯乳がんになる確率 1/11人(2014年)




約12年前は1/25人でした。現在では1/11人まで増加しています。
乳がんの危険因子です。

●食生活     肥満、飲酒
●生活習慣   喫煙、不規則な生活、運動不足
●薬       ホルモン補充療法、経口避妊薬
●月経      早い初経年齢(15歳以下)、遅い閉経年齢(51歳以上)
●出産・授乳   出産経験のない女性、初産年齢が高い、
           授乳経験がない女性、授乳時期が短い
●乳がんの家族歴

その他、身長が高い人、良性の乳腺疾患を持っている人、マンモグラフィの高密度所見がある人などがあげられています。

おっぱいのトラブルで当院を受診される方の中にも、気になるしこりがある場合は、乳腺専門医に紹介をしております。妊娠前に乳がん検診を受けられたことのない方は多く、授乳中に発見したしこりがいつからできたものなのか分からない場合があるからです。

そのような中で卒乳・断乳のケアは乳がんの早期発見として大事なケアと考えています。
授乳中の乳汁を終了後にしっかり排出し、おっぱいを空の状態にしておく(非妊時)が大切です。当院のケアの終了時には、自己チェック方法も説明しています。その後、乳がん検診を受けていただき、安心して次の妊娠に備えたり、その後の定期検診の習慣をつけていただきたいと思っています。

乳がんは、早期に発見が可能ながんです。乳がんの正しい自己チェックを習得し、
1~2年に1度は、乳がん検診を受診されることをお勧めします。

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