当院の利用主訴!もっとも多い(全体の3割弱)

「おっぱいの分泌を上げたい」

(2019年4月~2020年3月)
ちなみに昨年の来院主訴で最も多かったのは、「乳腺炎」でした。(全体の2割)

全体的にそれぞれの項目が、大きく偏っているわけではありませんが、おっぱいの分泌を上げたいという希望をもって、当院を来院される方は、増えていると思います。

そこには、産後、妊娠中に思い描いていたような、母乳育児につながっていないことも考えられます。ママたちが、我が子に少しでもおっぱいを飲ませてあげたいという、願いが込められているとも感じられます。

当院を利用してくださる方の多くは、ネットで検索されて受診されます。

はじめてお電話をくださるときに、ママたちはとても謙虚に
「こんなことを相談してもよいのか・・」悩みながら電話しました。という雰囲気が感じられます。

特に、退院して間もない方などは、当院に連絡されることを悩まれる様子があることも感じます。
「1週間後に病院から、体重測定と言われているんですが、まだおっぱいをうまく吸えていなくて・・誰に相談したらよいのか わからなくて・・」

長崎県で開業してもうすぐ4年になりますが、一般的に、まだ「母乳外来専門の助産院」というものが、何をしてくれるのか??と疑問を持たれている方も多いように感じます。

その点、他県に住まれて里帰りされた方のほうが、躊躇なく「友達から、産後は助産院に行ったほうがいいと勧められたので」とすぐに受診される方が多いように感じます。

「母乳外来専門の助産院」は、おっぱいの分泌を上げることはもちろん、いろいろなトラブルに関する知識を持っています。私の場合は、10年以上産婦人科で勤務していましたが、おっぱいに関する確信した知識は、ほとんどありませんでした。1年間の堤式乳房マッサージ研究所で研修を行い、その後1年間のトレーニングを終えて、たくさんの経験をつんでからやっと、今の知識と技術を身に着けました。

おっぱいの分泌を上げたい方は、なるべく早い段階(退院後すぐ)で来院していただくほうが、効果はあらわれます。それには、まず「母乳外来専門の助産院」という存在を知っていただく必要があります。

ひとりでも多くのママたちが、幸せな母乳育児の時間を過ごせることを、いつも願っています。




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